
※このコーナーでは開発者に代わり、恋愛ゲーム「ハピサマ!」の世界を登場キャラクターたちに紹介してもらいます。

光樹「始まりました『ハピサマ!広報局』。作品の魅力をゲスト二名を交えたトークと共にお伝えします。……って、何で俺が進行役なのさ?」

戸村「いいじゃん、主人公だろ? 作品の外でも目立てるなんて羨ましい限りだぜ。ちなみに俺は戸村。光樹の親友で、今回のゲストだぜ。よろしく!」
光樹「何そのサングラス……。というか、茶化すなら戸村がやればいいのに」
桜ヶ丘「浦森くん、ほら、私のことも紹介してちょうだい」
光樹「あ、ごめん。もう一人のゲストは委員長こと、桜ヶ丘さんです」

桜ヶ丘「記念すべき初回のゲストとして呼んでもらえたのは嬉しいけど、この男と一緒なのは解せないわ」
戸村「それはこっちのセリフだぜ。委員長とはつくづく価値観が合わないからなぁ」
光樹「まあまあ、二人とも同じ二年C組のクラスメイトじゃん。協力してよ」
桜ヶ丘「分かったわ。でも、勘違いしないでよね。作品をたくさんの人に楽しんでもらえるようにするため、仕方なくなんだから!」
戸村「やれやれ、ツンは間に合ってるからデレをもっとだな……って、そういや光樹、このコーナー、確かトークテーマがあるんじゃなかったか?」
光樹「そうだった。えーと、今回のテーマは……『学園生活の魅力』について、だって。二人とも、どう?」

桜ヶ丘「学園生活の魅力かぁ。私はやっぱり、集中して部活動や学業に専念できる環境がそうかなって思うけど」
戸村「聞いたか、光樹? あんなこと言ってるぜ……。勉強なんてやったって、大して将来の役に立つわけじゃないのにな。それよりも、今しか味わえない青春に時間を使う方が、よっぽど建設的だと俺は思うね」
桜ヶ丘「こらっ、話を逸らさないの」
光樹「それで? 戸村の思う『学園生活の魅力』は?」
戸村「それはもちろん自由な校風だな。バイトは禁止されてないし、その気になれば同好会の新設もできるだろ? まあ、去年の学園祭はちょっと地味だったけどさ。エンターテイナーであるこの戸村が、在学中にド派手なことをやってみんなをワッと驚かせたいもんだぜ」
光樹「へぇ。何か考えていることでもあるの?」
戸村「……いや、ない! でも、そのうち見つかるだろ」
桜ヶ丘「呆れたわね。そうやってテキトーに過ごしてるうちに、あっという間に卒業することになっちゃうわよ。ちゃんと今のうちから、社会に出る準備をしておくべきなんだわ」

光樹「…………」
戸村「どうした? 光樹」
光樹「いや……ちょっと不安になっちゃって。俺、桜ヶ丘さんの言うような将来のための準備をしてないし、かと言って、戸村みたいに今を楽しもうっていう熱意もないからさ」
桜ヶ丘「浦森くん……」
戸村「あんまり気にしすぎるなよ。悩むことは悪いことじゃないけど、悩みすぎるのは体に毒だぜ」
光樹「そうだね、ごめんごめん。……っと、そろそろ時間みたい。こんな感じでよかったのか分からないけど、少しずつスムーズに進行できるよう頑張るよ」
桜ヶ丘「あまり肩肘張らないようにね」
戸村「そうそう、自然体が一番だぜ」
光樹「二人ともありがとう。それじゃあ、また次回。さようなら〜」
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